商品について 
「ヴァセリン」を開発したのは、ロバート・チーズブローという人物です。
1859年、彼はペンシルバニア州に発見されたアメリカ初の油田に据え付けられた掘削装置のポンプの周囲に付着する、無色の“ロッドワックス”と呼ばれる天然ミネラル物質が、作業員たちの傷の治療に用いられていたことにヒントを得、熱心な研究と試行錯誤の末、魔法の白いゼリー「ヴァセリン」をつくり出すことに成功しました。
そしてチーズブローは「ヴァセリン」を販売するにあたり、当時としては画期的な無料サンプルの配付を行ったり、時には自分の身体に火傷を負わせ、その効能を実証するという激しい手段をとったのです。
その甲斐あって、ヴァセリンはたちまちベストセラーとなり、医学界からも認められる存在になりました。1878年のパリ万国博覧会で大成功をおさめた後、1880年代にはアメリカのどの家庭にもなくてはならない必需品となったのです。そして日本でも“白色ワセリン”として医師からも認められることになり、その安全性を確立してゆきました。
ちなみに、「ヴァセリン(Vaseline)」というブランド名の由来には2通りの説があります。ひとつは、開発中に実験室でビーカーが不足したとき、チーズブローが手近にあった花瓶(vase)を利用したことにちなみ、その当時に薬品の接尾辞として一般化しつつあった“-ine”をつけたという説。今でも薬品系の商品名に“-ine”で終わるものが多いのはご存知かと思います(※)。
もうひとつは、チーズブローが、これは地中の水が変化してできるのだと考えていたため、ドイツ語の “wasser(水)”とギリシャ語の “elaion(油)”を合成して“-ine”をつけたという説です。
なお、商品名である「ペトロリュームジェリー」の“ペトロリューム(petroleum)”はもちろん石油という意味ですが、これはヴァセリンという物質が油田の採掘中に地層中から発見されたことに由来して命名されました。
※リステリン(Lister-ine)、バファリン(Buffer-ine)などは日本でも非常にポピュラーです。
「100%ピュア」を謳えるほど高純度に精製された「ヴァセリン」は、皮膚保護効果・皮膚柔軟効果に優れ、光や温度で効能が変化することなく、寒暖にかかわらず粘度はほぼ一定。また、中性でお肌への刺激やかぶれが少なく、それ自体が腐敗することもほとんどありません。気温マイナス40度の北極点でも凍らず、灼熱の太陽光線が降り注ぐ熱帯地方でも溶けたり腐敗することなく、同じ効能を発揮するのです。
「ヴァセリン」はこの性質を利用して、化粧品のクリームや医薬品の軟膏の成分を入れる前のベースとして利用されています。つまり「ヴァセリン」は、化粧品のクリームや医薬品の軟膏の、何も混ぜていない基剤であり、デリケートなお肌の赤ちゃんから大人まで、唇を含め、どこにでも年間を通じてお使いいただける万能クリームといえるのです。
売場への付加価値 
「ヴァセリン」ブランドの歴史は古く、かつては日本でも医薬品扱いとしてごく一部の薬局・薬店のみで販売されていた「知る人ぞ知る」レアな商品でした。
1994年、化粧品としての販売が認められ、現在の商品ラインナップの基本形が完成。以来、飛躍的に取扱店舗数を増やしながら、肌にやさしく安全で、しかも無理なく使い続けられるリーズナブルプライスのスキンケアを求めるお客様の間で少しずつ認知度を高まってきたのです。
そして、「ヴァセリン」の名声が確固たるものとなった最大の理由は、いわゆるITの普及。2000年・2002年・2003年・2004年には、超有名クチコミコスメサイト「@cosme(アットコスメ)」のベストコスメ大賞の各部門で1位を獲得。2005年には「殿堂入りコスメ」の栄誉を授かるなど、その優れた品質は全国の隅々で認められ、日本でも「一家にひとつはヴァセリン」の合言葉が徐々に現実味を帯びています。
配合全成分 
- ヴァセリン ペトロリュームジェリー
(ジャータイプ3品)
ワセリン、トコフェロール(※)、BHT(※)
※2006年秋以降の輸入分より、酸化防止剤としてごく微量配合されています。
- ヴァセリン ペトロリュームジェリー(チューブ)
ワセリン
- ヴァセリン ペトロリュームジェリーリップ
(レギュラー)
ワセリン、香料
- ヴァセリン ペトロリュームジェリーリップ
(チェリー)
ワセリン、香料、サッカリンNa




